最近、寒くなってきて、そろそろ雪が降るなあーと思い
スタッドレスに履き替えにお店に行ったらスタッドレスが寿命です。と言われた
農家研修中のリョウです。
ほうれん草の旬や特徴について調べてみました。
旬:11月〜2月頃
科:アカザ科ほうれん草属
原産地:中央アジア、西アジア
日本での生産量 best3
1位 千葉県
2位 埼玉県
3位 群馬県
平成23年度農林水産省調べ
特徴
葉を食べる野菜に分類される。
軟弱野菜なので収穫してから鮮度が落ちるのが早い。
→どうやって鮮度が良い状態でお客様に届けられるか考えなアカンなあー。
日持ちはあまりしない。
最近、ほうれん草の収穫と調整作業をすることが多いですが
調整は温かいストーブをつけた部屋ではなく寒い部屋でしないと駄目なんです。
だって、ほうれん草がヘニャーってなっちゃうやん!!
人間より野菜さんの事を考えてます。
品種
西洋種と東洋種に分かれる。
東洋種・・・葉がとがっている。ギザギザの葉っぱ。
西洋種・・・葉に丸く少し厚みがある。
現在はスーパーなどでは、両方を掛け合せた交配種が出回っている事が多いみたいです。
栄養面
β-カロテン
鉄分
ビタミンC
などが豊富な栄養価の高い野菜。
でも、シュウ酸が多く含まれるので、とり過ぎには注意!!
シュウ酸をとり過ぎるとカルシウムの吸収が阻害されてしまう。
対策としては
①シュウ酸は水溶性なので多量の湯で下茹ですると良い。(サッと茹でるのがポイント。)
②カルシウムの多い食材を一緒に食べる。(牛乳を使ってシチューや、おひたしにはカツオ節をかけるなどが効果的)
なかなか、ほうれん草を食べ過ぎるって事は日常生活ではないと思いますが。
私は、ほうれん草をとり過ぎかも。
先日、ほうれん草と人参のパスタを作りました。ほうれん草を”これでもっかー”ってくらい入れて。
だって、今の時期はほうれん草がハウスにイッパイなんだもん。
ほうれん草といえばポパイ
ポパイは、ほうれん草を食べたら強くなる。なんでやねんって思ってました。
ほうれん草は栄養価は高いけど食べても強くなるイメージはないが・・・。
一説によると、アメリカのベジタリアン協会が国民にもっと野菜を食べましょうというPR要素があったらしいよ。
栽培面
ほうれん草さんは涼しいのが好き。
発芽温度 15℃〜20℃(発芽は4℃くらいまでは可能)
生育適温 15℃〜20℃(寒さにも強い、寒くなると甘みが増す)
・日が長くなるとトウ立ちする恐れあり。
ほうれん草が収穫可能な大きさに育ったら冷たい外気を当ててやると株張りが良くなる。
(5℃を下回ると伸長をとめる)
保存方法
冷蔵・・・濡らした新聞紙でくるんでビニール袋にいれて、野菜室で立てて保存。
冷凍・・・固めに下茹でした後に、小分けにして保存。
収穫する時に感じた事
・優しくしないとスグに茎が折れる。
ほうれん草はデリケートなんだなー。
もし、ほうれん草を収穫する事があれば優しく接してあげましょう。
まとめ
・ほうれん草はスーパーにいつでも置いてあるけど旬は冬。
・ほうれん草(生食用以外)はシュウ酸を含んでいるので水溶性なので下茹ですると良い。
・ほうれん草は寒い季節が美味しい。旬を大切にしよう。
・ほうれん草は軟弱野菜なので優しくしてね。
・ほうれん草をたくさん食べてもポパイにはなれません。